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運動とその効果
内臓脂肪ダイエットを行う上で運動療法は、食事療法とともに大切な要素の1つです。
一般的にダイエットの運動療法といえば、ジョギングやウォーキング、サイクリング、水泳、エアロビクスなどの有酸素運動がいいと言われています。
これらの有酸素運動は、運動強度の強くないものを長時間続けることで、体の中に酸素を十分に取り入れつつ、筋肉にその酸素を供給しながら体脂肪を燃やしてくれる効果があります。
ここで、有酸素運動で体脂肪が燃えるメカニズムを簡単に説明すると、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を行った場合、体の中で興奮作用のあるホルモンが分泌されます。
このホルモンが脂肪細胞を刺激し、脂肪分解酵素が分泌されることにより、体の中に溜まった脂肪が分解されます。
その分解された成分を筋肉が取り込むと、酸素と一緒に燃焼させエネルギーへと変えてくれるのです。
ちなみに、運動の中には、短距離走や重量挙げなどの酸素を使わない無酸素運動もありますが、これらの無酸素運動は、体の中のブドウ糖やグリコーゲンをエネルギー源としますから、脂肪を燃焼することはできません。
なので、内臓脂肪ダイエットを行う上で適している運動は、ゆっくり呼吸し、会話しながらでもできるような運動強度の有酸素運動が最適だと言われているのです。
さらに、これらの有酸素運動で、体脂肪を燃やすために必要な時間は、20分間以上は続けなければ効果がないと昔から言われてきました。
その理由は、有酸素運動をした後にエネルギー源となるのは筋肉中のグリコーゲンが最初で、次が血液中のブドウ糖、そして最後に脂肪が燃えてエネルギーに変わると考えられて来たからです。
しかし、最近の研究から、有酸素運動すれば、グリコーゲンだけが最初にエネルギー源になるのではなく、ブドウ糖や脂肪も同時にエネルギー源として使われることが分かったのです。
ただし、そのエネルギー源として使われる比率は、最初はやはりグリコーゲンが高く、時間が経過するにつれて、ブドウ糖や脂肪の燃焼割合が高くなっていくそうです。
なので、たとえ5分でも有酸素運動すれば、少ないですが体脂肪を燃やすことができますから、無理をして長時間続ける必要はありません。
たとえ細切れ時間やインターバルを大きく取りながらの有酸素運動でも十分に脂肪燃焼効果が期待できます。
ちなみに、消費カロリーがいくら高いと言っても、いきなり体に負担のかかる激しい有酸素運動を急に始めるのは危険ですし、何より運動そのものが嫌になってしまいます。
さらに、そんな運動をやった翌日には体のあちこちが筋肉痛になるでしょうし、下手をすれば怪我をすることもあります。
なので、体に負担のかかり過ぎない、毎日できるようなウォーキングなどの軽い有酸素運動から始めましょう。